ジャングルの浅瀬でも入っていける吃水の浅い特殊ボートでマングローブの川を奥深く行く。海人の船長の案内でマングローブの実に触ったり、亜熱帯植物が手に届くほど川幅の狭まったところまで近づいて話を聞いた。途中NHKのテレビで放送のあった、あり塚を利用した「赤しょうびん」の巣を見ることができた。六、七月頃になると、この辺は夜に咲いて朝には散ってしまう幻の花「サガリバナ」が見事に川面を染めるという。ボートの終点からさらにカヤックで奥まで探検できるコースも沢山あるとのこと。
仲良川からの帰りは内海に出てボートのへりから青い海を覗くと珊瑚が沢山見える。シュノーケルで楽しみたくなるような海。
船でしか行けない浜「イダの浜」に上陸した。浜から見る風景はほんとに美しい。西表随一だという。今度きた時はのんびりと海水浴やシュノーケリングで楽みたいものだ。景色を惜しみながら珊瑚の拾い物をして乗船した。
ホテルに戻ると鳴き砂で有名な「月が浜」を散歩、弓なりの浜を楽しんでいるうちに夕方になって、西表の夕日を見ることができた。夕食は最後の夜ということで、今回のツアー全員で会食になった。予定の旅も終わりということで、安堵の笑顔で泡盛「いりおもて」をおいしく飲んだ。